眼の中でレンズの役割をする水晶体は、若いころはほぼ透明で光を良く通しますが、加齢などによりこれが濁ると光が十分に通らなくなります。その結果、視界がすりガラスを通したように見にくくなります。この状態が白内障です。
加齢性白内障は、40代でも約40%が発症し始め、60代で約75%、80代で100%が持っている、加齢変化の一つで避けて通れない疾患です。
現在では手術の技術が進み、以前と比べ気軽に手術を受けられるようになりました。
しかし世界の失明原因第1位(4~5割)日本の失明原因第5位(4.5%)で、放置してよい病気ではありません。
加齢以外にも、糖尿病、ステロイド、外傷、アトピー、紫外線などが白内障の原因になります。